これ、なんやと思います？
焙煎機の釜の中にあるプロペラ（生豆を攪拌しながらムラなく焼けるようにしてくれている大切なアイテム）を円滑に回すためのベアリングなんです。
今日、掃除をしてキレイに仕上げたのですが（掃除をしたようには見えないかもしれませんが焼けてこのような色に見えるんです）、焙煎機の時とは違いマメに掃除をしています。
このベアリング、プロペラが回っている間（釜の暖め?焙煎後、釜の余熱が取れるまで）は一緒に回っているのですが、金属摩擦を起さないように高温でも耐える耐熱グリスを塗ってプロペラがより一層スムースに回転するようにお助けする小さな縁の下の力持ちなんです。
そこで気を付けなければいけないのが常にベアリングが気持ちよく回転しているか、どうかなんです。
滑らかな回転を邪魔するのが塗りっぱなしの耐熱グリス。
２００℃を超えても使える耐熱グリス（かなり粘りがあって色は黒に近いグレー）は高温→冷える、高温→冷える、を繰り返していくと細かい粒状に固まるようで、ベアリングの隙間に入り込み、それをそのまま使い続けていると隙間がどんどん埋まっていき、最後には動かなくなるんです。
昔まだ無知だった頃、いい調子で使い続けてそんな状態になりかけ、修復作業が大変やったことを掃除をするたびにいつも思い出します…
それ以来、７?１０日に１回は固まったグリスなどを除去しています。（ちなみに除去必須アイテムはＫＵＲＥ５-５６などのオイルスプレーなんですよ）
なんでもそうですが掃除をしてキレイになったら気持ちいいですし、次に使う時もちょっと浮かれちゃったりしますよね。
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